PRマーケティングで効果的に宣伝するノウハウを発信しています!

【初心者向け】広報の効果測定はどうやる?指標の選び方からレポート作成まで徹底解説

Table of Contents

  • 広報の効果測定は「インプット(活動量)」「アウトプット(露出)」「アウトカム(経営貢献)」の3指標で整理できる

  • 数値化しにくい広報活動も、目的(KGI)と目標(KPI)を明確にすることで成果を可視化できる

  • 経営層への報告では、単なる掲載数だけでなく「指名検索数」や「意識変容」などビジネスへの貢献を示すことが重要

  • まずは手作業でもOK。4つのステップに沿ってデータを集め、PDCAを回すことから始めよう

「広報活動の成果を数字で報告してほしい」と上司に言われ、頭を抱えてしまったことはありませんか? 広告とは違い、メディアに取り上げられるかどうかをコントロールできない広報において、何を基準に「効果」と言えばよいのか、その正解が見えずに悩む担当者は少なくありません。しかし、適切な指標を知り、測定のプロセスさえ理解すれば、あなたの活動が会社にどれだけ貢献しているかを自信を持って伝えられるようになります。この記事では、初心者でもすぐに実践できる「3つの指標」と「4つのステップ」を中心に、広報の効果測定の基本をわかりやすく解説します。

広報の効果測定が難しい理由と、それでも行うべき重要性

「何を測ればいいかわからない」という悩みは、指標を3つの段階に分解することで解決します。広報活動は、行動を起こし(インプット)、結果としてメディアに露出・到達し(アウトプット)、それによってターゲットの意識や行動が変わる(アウトカム)、という流れで進みます。

この3つの段階それぞれに指標(KPI)を設定することで、活動のどこに課題があるのかが明確になります。専門用語では「PESOモデル」などが用いられることもありますが、まずはシンプルに以下の3つを押さえましょう。

活動量を測る「インプット指標」(プレスリリース配信数など)

アウトプット指標は、広報活動の結果として「メディアにどう取り上げられたか」を測る指標です。多くの企業で最も重視されている指標であり、上司への報告でも中心となる項目です。

  • メディア掲載数:記事や番組で取り上げられた合計数。Web、新聞、TVなど媒体別に集計します。

  • 広告換算値:掲載された記事スペースを広告費に換算した金額。わかりやすい指標ですが、記事の質(ポジティブかネガティブか)までは反映されない点に注意が必要です。

  • 論調分析(ポジ・ネガ):記事の内容が好意的か、批判的か、単なる事実伝達かを確認します。

  • SNSでの言及数(シェア数):記事がSNSでどれだけ拡散されたか。

ここでは「数」だけでなく、自社のメッセージが正しく伝わっているかという「質」も意識することが大切です。

メディア露出の質と量を測る「アウトプット指標」(掲載数・論調)

成果を可視化する!効果測定の具体的な進め方4ステップ

指標を理解したら、次は実際に測定を進める手順です。いきなりデータを集め始めるのではなく、目的を定めてから報告に至るまでのプロセスを設計することが、説得力のあるレポート作成への近道です。以下の4ステップに沿って進めてみましょう。

ステップ1:広報活動の目的(KGI)と目標(KPI)の設定

まずは「何のために広報を行うのか」という最終的なゴール(KGI)を明確にします。「ブランド認知の向上」なのか「採用応募者の増加」なのか、経営課題とリンクさせることが重要です。

その上で、そのゴールを達成するために必要な中間目標(KPI)を設定します。例えば、KGIが「認知向上」なら、KPIは「Webメディア掲載数 月10件」「指名検索数 前月比110%」のように具体的に落とし込みます。上司とこの目標値を事前に合意しておくことで、後の報告がスムーズになります。

ステップ2:測定方法・ツールの選定とデータ収集

次に、設定したKPIをどのように計測するかを決めます。予算が限られている場合は、無料ツールや手作業での集計から始めましょう。

  • クリッピング(掲載確認):Googleアラートなどを活用し、自社に関する記事を収集します。

  • Web解析:Googleアナリティクスなどを使い、サイト流入や検索数をチェックします。

  • 専用ツール:予算があれば、掲載記事の自動収集や分析ができる広報効果測定ツール(PR Analyzerなど)の導入を検討します。

毎月決まったタイミングでデータを記録し、推移を追えるように表計算ソフトなどで管理シートを作成しておきましょう。

ステップ3:定量・定性データの分析と振り返り

データが集まったら、単に数字を眺めるだけでなく「なぜその結果になったのか」を分析します。

「掲載数が目標に届かなかったのは、アプローチ数が足りなかったからか?」「掲載数は少ないが、有力なビジネス誌に載ったことで問い合わせが増えた」など、定量(数)と定性(質)の両面から振り返ります。競合他社の露出状況と比較するのも有効です。この分析プロセスこそが、次月の活動計画をより良いものにするための鍵となります。

ステップ4:経営層・他部署へのレポート作成と報告

最後は、分析結果をレポートにまとめ、経営層や他部署へ報告します。ここで重要なのは、広報担当者目線の「頑張り」だけでなく、経営目線の「貢献」を伝えることです。

「プレスリリースを10本出しました」という報告よりも、「主要メディアへの掲載により指名検索数が20%アップし、採用サイトへの流入が増加しました」と伝えた方が、広報の価値は伝わります。グラフや実際の掲載記事のキャプチャを交え、視覚的にわかりやすいレポート作成を心がけましょう。

経営への貢献度を測る「アウトカム指標」(指名検索・意識変容)

広報の効果測定に取り組み始めたばかりの方が抱きやすい疑問について、Q&A形式で回答します。

Q. 有料の効果測定ツールは必ず導入すべきですか?

A. 最初から必須ではありません。まずはGoogleアラートやGoogleアナリティクスなどの無料ツールと、Excelやスプレッドシートを使った手作業での管理から始めてみてください。活動規模が大きくなり、手作業での集計が業務を圧迫するようになった段階で、有料ツールの導入を検討するのがおすすめです。

Q. 「広告換算値」は指標として古いと言われますが、使わない方がいいですか?

A. 広告換算値には「記事の質(ポジティブ・ネガティブ)が反映されない」という課題があり、国際的な測定基準(バルセロナ原則)でも過信すべきではないとされています。しかし、経営層にとって「金額」は直感的に価値を理解しやすい指標であることも事実です。唯一の指標とするのではなく、あくまで参考値の一つとして、他の指標と組み合わせて報告することをおすすめします。

Q. 効果測定はどのくらいの頻度で行うべきですか?

A. 基本的には「月次」での測定と報告を推奨します。月ごとの推移を見ることで、季節要因や施策ごとの効果が見えやすくなるからです。また、大きなプレスリリース配信やイベント実施の直後は、その都度スポットで測定を行い、速報として共有すると社内の関心を高めることができます。

広報の効果測定は、一朝一夕で完璧な仕組みができるものではありません。まずは「インプット」「アウトプット」「アウトカム」の視点を持ち、自社で計測可能なデータから集め始めてみてください。継続的にデータを蓄積し、上司への報告を通じて対話を重ねることで、自社に最適な評価軸が見えてくるはずです。地道な測定の積み重ねが、あなたの広報活動の価値を証明する最大の武器になります。

 data-src=書籍を活用したプロモーション戦略" width="1280" height="768" >

書籍を活用したプロモーション戦略

書籍が爆発的に売れて、自社商品やサービスの売上があがり、強力なブランディングが同時に行える“書籍プロモーション戦略”!あなたの書籍からビジネスを加速的に拡大・成長させることが可能です!

出版×WEB×メディアを活用するプロモーション戦略を公開しています!

CTR IMG