Table of Contents
- 広報・販促カレンダーとは?作成するメリットと目的
- 【ステップ別】広報カレンダーの作り方と企画の立て方
- STEP1:年間の季節イベント・記念日を洗い出す
- STEP2:自社の事業計画・新商品スケジュールを配置する
- STEP3:ターゲットに合わせた媒体(SNS・プレスリリース)を選定する
- STEP4:具体的なアクションプランとKPI(目標)を設定する
- 【保存版】季節・月別イベントと広報ネタのアイデア一覧
- 春(3月・4月・5月)のイベントと企画例
- 夏(6月・7月・8月)のイベントと企画例
- 秋(9月・10月・11月)のイベントと企画例
- 冬(12月・1月・2月)のイベントと企画例
- 計画倒れを防ぐ!カレンダー運用のコツと注意点
- 計画は「変更されるもの」として柔軟性を持たせる
- 他部署との連携と情報共有の仕組みを作る
- 広報・販促カレンダーに関するよくある質問(FAQ)
広報・販促カレンダーは、年間計画を「見える化」し、機会損失を防ぐための必須ツールです。
作成手順は「季節イベントの洗い出し」から「KPI設定」までの4ステップで完了します。
春・夏・秋・冬の季節イベントや記念日を活用することで、企画のネタ切れを防げます。
計画は固定せず、急なトレンドや社内事情に合わせて柔軟に変更・運用することが成功の鍵です。
「来期の年間広報計画を立てておいて」と急に言われても、何から手をつければいいのか分からず、途方に暮れていませんか?日々の業務に追われる中で、1年先のことまで考えるのは本当に大変な作業です。「もし計画通りにいかなかったらどうしよう」「面白い企画なんて思いつかない」と不安になるのも無理はありません。でも、大丈夫です。広報・販促カレンダーは、正しい手順さえ踏めば、誰でも確実に作成することができます。この記事では、初心者の方でも迷わず実践できるカレンダーの作り方と、そのまま使える季節のイベント・ネタ帳をセットでご紹介します。このガイドを読み終える頃には、自信を持って年間のアクションプランを提案できるようになっているはずです。
広報・販促カレンダーとは?作成するメリットと目的

ここからは、実際に広報カレンダーを作成するための具体的な手順を解説します。いきなりカレンダーの枠を埋めようとすると手が止まってしまいますので、まずは必要な材料を揃えるところから始めましょう。
作成にあたっては、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトを使うのが一般的です。縦軸に「月・日」、横軸に「世の中の動き(季節イベント)」「自社の動き(事業計画)」「広報アクション(プレスリリース・SNS・イベント)」「担当者」「KPI(目標)」などの項目を設けたフォーマットを用意してください。
カレンダー作りで最も重要なのは、「世の中の文脈」と「自社の伝えたいこと」をマッチングさせる作業です。独りよがりな発信にならないよう、社会の関心事に合わせて情報を届けるタイミングを計ります。また、この段階では完璧を目指す必要はありません。後から調整することを前提に、まずは大枠を埋めていくことが大切です。
それでは、以下の4つのステップに沿って、あなたの会社の年間計画を形にしていきましょう。初心者の方でもスムーズに進められるよう、順を追って説明します。
STEP1:年間の季節イベント・記念日を洗い出す
まずは、カレンダーの「世の中の動き」の欄を埋めていきます。1月のお正月、2月のバレンタイン、4月の新生活といった主要な季節イベントはもちろん、「防災の日(9月1日)」や「いい夫婦の日(11月22日)」といった記念日も書き出しましょう。
ポイントは、自社の業界やターゲットに関連しそうなイベントを重点的にピックアップすることです。例えば食品メーカーなら「土用の丑の日」や「ボジョレー・ヌーボー解禁」、IT企業なら「サイバーセキュリティ月間」などが企画のフックになります。この作業により、いつどのような話題がメディアやSNSで盛り上がるかを予測できます。
STEP2:自社の事業計画・新商品スケジュールを配置する
次に、「自社の動き」を配置します。すでに決まっている新商品の発売日、既存サービスのキャンペーン期間、株主総会、創業記念日、展示会への出展予定などを入力してください。
このステップで重要なのは、STEP1で洗い出した「季節イベント」との重なりを確認することです。「新生活シーズン(4月)に合わせて、新入社員向けサービスのキャンペーン(自社の動き)を打てないか?」といった視点で、世の中のトレンドに乗れるタイミングを探ります。もし時期がずれている場合は、キャンペーン期間を調整するなどの戦略的な判断が可能になります。
STEP3:ターゲットに合わせた媒体(SNS・プレスリリース)を選定する
企画の時期が決まったら、それを「誰に」「どこで」届けるかを決めます。ターゲット層が若年層ならInstagramやTikTok、ビジネス層ならプレスリリースや業界紙、Facebookなど、最適な媒体を選定しましょう。
ここで注意したいのが「リードタイム(準備期間)」です。WebメディアやSNSは直前の発信でも間に合いますが、雑誌やテレビなどのマスメディアは、掲載の2〜3ヶ月前から企画が動いています。例えば、雑誌で「夏のボーナス特集」に取り上げられたいなら、春にはアプローチを開始する必要があります。媒体ごとの進行スケジュールを考慮して、カレンダー上のアクション開始日を設定しましょう。
STEP4:具体的なアクションプランとKPI(目標)を設定する
最後に、具体的な行動内容と、その成果を測るためのKPI(重要業績評価指標)を設定します。「いつまでに」「誰が」「何をするか(例:プレスリリース原稿作成、画像手配)」をタスクレベルまで落とし込みます。
そして、その施策で何を目指すのかを数値化します。「Webサイトへのアクセス数(PV)を前月比120%にする」「メディア掲載数を3件獲得する」「SNSのいいね数を500件集める」など、測定可能な目標を立てましょう。KPIがあることで、後から「この企画は成功だったのか?」を振り返り、次年度の改善につなげることができます。やりっぱなしにしないことが、広報担当者としての成長につながります。
【ステップ別】広報カレンダーの作り方と企画の立て方
3月:ひな祭り、ホワイトデー、卒業式、春分の日、決算期
企画例:「卒業」をテーマにした感謝キャンペーン、新生活準備グッズの紹介、春の防災点検。4月:エイプリルフール、入社式・入学式、お花見、イースター
企画例:新入社員紹介(フレッシュな視点)、新生活応援セール、嘘のような驚きの商品PR。5月:ゴールデンウィーク、こどもの日、母の日
企画例:連休中の限定イベント、母の日ギフト特集、五月病対策のライフハック発信。
夏(6月・7月・8月)のイベントと企画例
6月:衣替え、梅雨入り、父の日、株主総会
企画例:雨の日限定クーポン、父の日感謝企画、環境月間に合わせたSDGsの取り組み発表。7月:七夕、海開き、お中元、夏休み開始、ボーナス商戦
企画例:七夕の願い事募集キャンペーン、暑中見舞いメール、夏休みの自由研究サポート企画。8月:お盆、山の日、夏コミ、終戦記念日、台風シーズン
企画例:帰省土産特集、猛暑対策グッズのPR、夏の疲れを癒やすリラックス商品の提案。
秋(9月・10月・11月)のイベントと企画例
9月:防災の日、敬老の日、お月見、シルバーウィーク、決算(半期)
企画例:防災グッズの点検啓蒙、シニア向けサービスの紹介、秋の夜長の読書・映画特集。10月:ハロウィン、スポーツの日、衣替え、内定式
企画例:社内ハロウィンイベントの様子をSNS発信、スポーツの秋に関連した健康促進キャンペーン。11月:文化の日、勤労感謝の日、いい夫婦の日、ブラックフライデー、ボジョレー解禁
企画例:「働く人」への応援企画、ブラックフライデーの大型セール、冬支度アイテムの紹介。
冬(12月・1月・2月)のイベントと企画例
12月:クリスマス、大掃除、冬至、仕事納め、忘年会
企画例:クリスマス限定コフレ、今年1年の振り返り・総集編、大掃除に役立つ豆知識。1月:お正月、成人の日、大学入試センター試験
企画例:新年の抱負発表、福袋・初売り、受験生応援メッセージ。2月:節分、バレンタインデー、確定申告、猫の日(2月22日)
企画例:バレンタインの義理・本命調査、猫の日に関連した癒やしコンテンツ、春に向けた準備。
【保存版】季節・月別イベントと広報ネタのアイデア一覧
1年先のことを完璧に予測するのは不可能です。社会情勢の変化や、予期せぬ炎上リスク、あるいは競合他社の動きによって、計画の変更を余儀なくされることは必ずあります。そのため、カレンダーには最初から「余白」を持たせておくことが大切です。
スケジュールをガチガチに詰め込みすぎず、予備日を設けたり、内容が未定の枠を作っておいたりしましょう。また、急上昇したトレンド(時事ネタ)には即座に乗っかれるよう、柔軟に予定を入れ替える勇気も必要です。「計画通りに実行すること」よりも「その時々で最大の成果を出すこと」を優先してください。
計画倒れを防ぐ!カレンダー運用のコツと注意点
Q. カレンダー作成におすすめのツールはありますか?
A. 初めて作成する場合は、修正や共有が容易な「Googleスプレッドシート」や「Excel」がおすすめです。チームでタスク管理まで行いたい場合は、「Trello」や「Asana」などのプロジェクト管理ツールを活用するのも良いでしょう。
Q. どのくらい先まで計画を立てれば良いですか?
A. 大枠のイベントや予算に関わるものは「年間」で立てますが、具体的なSNS投稿内容や詳細なスケジュールは「3ヶ月先」までを目安に作成すると、状況の変化に対応しやすくなります。
Q. 広報と販促のカレンダーは分けるべきですか?
A. 組織の規模によりますが、少人数で兼務している場合は、1つのカレンダーにまとめることをおすすめします。広報(認知獲得)と販促(購買促進)の動きを連動させることで、相乗効果が期待できるからです。



